スポーツチャンバラです。
しかも今度は子連れです。
先々週「
ひとこと」の江崎さんのご紹介でお邪魔した道場に、
今度はせがれを見学させに行きました。
ちょうど、一つ上の学年のお子さんも参加されていて、こどもも入りやすい感じです。
(たびたび見学させてもらってすみません。)
前回僕が「チャンバラやったんだぜ〜」といったら「パパだけ面白そうなことして、ずるだ!」と怒っていたので、連れて行きました。
ところが、練習が始まったら「…できない」とぐずりだした。
猫背で下唇を突き出し、両手をだらりと力なく落として、情けなさそうな態度をとりました。
普段だったら間違いなく、セガレのケツに俺の回し蹴りが炸裂するシーンですが、
ここで泣かせたら運動系の習い事をやらせる計画が頓挫するので、しばしこらえることに。
「緊張してるし、子供だからビビリますよ」とおっしゃる江崎さんの計らいで、しばらく電車を眺めることになりました。
でも、ものすごく恥ずかしかったです。
ろくな教育もできないバカ親って感じで。
そのうちに江崎さんはじめ、道場の方たちが暖かく扱ってくれたお陰で、最終的にはセガレも江崎さんに打ち込むなど、チャンバラ体験ができました。皆さん、お付き合いくださって本当に有難うございます。
こんなふうに書くと良くない体験のようですが、収穫はバッチリありました。
セガレは自信のもてないことには引っ込み事案のところがあります。
また、みんなで一つのルールを守って遊ぶもの不得手です。
でも、いろいろ面倒を見てくださった方たちによると、「打突の思い切りが良い。負けず嫌い。集中力がある。」とのこと。
好きなものに集中していく性質は知っていましたが、ほかのところは初めて知りました。わが息子ながら。
帰り道に、「そういう良いところがあるって言われてたぞ」と伝えたら、とっても嬉しそうでした。
これは親子両方にとって、収穫でした。
ご一緒したお子さんとも和んだ感じになり、「またやろうね〜」とか言ってたし。
あとは興味を持続させて、もっとのめりこませよう。
ビビラナイで道場に打ち解けられるようになれば、もっと沢山のことが学べると思います。
余談1:
「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん し〜とぉぴっちゃん」
子連れ狼の唄の歌詞は、雨の様子から始まります。
道場からの帰りも雨でした。雷鳴が轟き、渋谷駅前の交差点が水没するほどに。
余談2:
次男も感化されたのか、やたらに棒を振り回して切りつけるようになりました。
これは、ぼくらの練習も兼ねて、ソフト得物を買うしかあるまい。ということになって剣道用品店に買い物にいきました。
ところが道場で無いと購入できないことが判明。うーん残念。
もっと手軽に手入できると、トライアル人口が増えると思うのになあ。
野球だとクラブに入る前に「やりたいな」と思ったら、とりあえず必要な道具を用意して体験し、
競技の面白さと上手くなる楽しさを知って、リトルリーグのようなクラブに入りますよね。サッカーもそう。
用意する道具も、ある程度レベルの揃ったものが購入できる。手づくり頼りじゃありません。
スポーツチャンバラも、ソフト得物でやると痛くないし、面白さがすごくよく分かるもんですから、
そういうものが入手しやすい環境だと、広げやすいなあと思いました。
丸めた紙やプラスチックバットでは、「痛くない」っていう大事な魅力が伝わりませんからね。
誰かが販売代理店みたいな取次ぎをしたら、販路が広がるんじゃなかろうかと思ったりしました。