残業代、出てますか?無理な業務量に参ってませんか?
「週刊!木村剛」で、自分の身は自分で守るというテーマを見つけました。
あちらは犯罪などから身を守る方向ですので、趣はやや異なりますが、働く人の自衛のための知識と言うことでトラバらせていただきます。
昨日、深夜のタクシーでサラリーマンと残業代の話で盛り上がりました。
よく利用してくれてた人が、過労が元で心理面に不調をきたし、会社からもてあまされて、さらに苦しんでいるとか、
残業代が出ず、タクシー代も5,000円を上限にされているので、その圏内で家を探しているといった話でした。
「みんな、会社にいいようにされてますね」というモノばかりでした。
ただでさえ業務時間内では到底片付き切らない業務量があるのに、残業手当は払えないと一方的に決められてしまいます。
かくいう僕も、多いときは月に280時間以上働くことが続けて何ヶ月もありました。
ストレスが元で、慢性的な頭痛と手足の痺れが出ました。メンタルも参ってしまい、軽く鬱でした。
「頭の血管が切れたかな?」と思ったとき、労務士の方に「治療費を請求できますか?」と相談したのをきっかけに、いろいろ教わりました。
ちなみに血管は大丈夫でしたが、検査費用は、普通の健康保険でまかなわれました。
一方、僕の知人には、休日出勤の賃金をしらばっくれていた会社を労働基準監督署に届け出て、改善指導をさせ、態度を改めさせたツワモノもいます。
そんな折に、タイムリーです。Nikkei.netでこんな記事がありました。
「サービス残業の是正指導、過去30年で最多に・厚労省」
残業はさせ放題で、「金は払わん。辞めたきゃ辞めろ」という会社に勤めていて、もし過労で倒れても、傷害罪などで訴えることはできません。
超過労働賃金を請求するか、労働基準監督署にちくって是正指導をしてもらうくらいですが、自分自身に報いてもらうには、結局『お金で解決』しかありません。
こうした告発をすると、会社に報復されそうな気がしますが、前出の知人のケースでは逆だったようです。