株式を保有していると、毎日が刺激的になります。
遠い世界の誰かの思惑が僕の懐までインパクトをもたらし、実感できるときがあります。
敏感すぎでしょうか?
しかし、先週から心の中ではアラート発生中です。
アメリカの金利があがりそうだ、という予想を最初に知ったのが5月6日でした。
そうでもないかもしれないとの観測が翌日ぽつぽつ出ましたが、週があけてみると滑り落ちるように日経平均が下落しました。
で、その現象が半日遅れで僕の保有銘柄に飛び火してきました。
なかでも以前バブっていたITのやつが凄まじく落ちました。
落ちる前が異様にあがっていたので、損はないけど「午前中に売っとけば儲けたなあ」と仕様の無いことを悔やみます。
先週は決算発表した会社がたくさんあり、とてもいい内容の会社もありました。
僕の保有銘柄も2社発表があり、好感のもてる決算内容であったにもかかわらず、株価は下がり続けました。
どうやらアメリカの投資筋では6月に利上げ発表があると読む傾向が強いらしく、
そのシナリオを織り込んで海外筋が逃げ、資金撤退で市場が冷えることを嫌がって個人投資家が逃げ、さらに我先に逃げ。との流れの様子です。
なにか日経平均が8000円すれすれになったときのことが思い起こされ、そこで得た教訓がうずうずしてきます。
「こういうときには、キャッシュで流動性を確保し、買い下がる機会に備えておけ」と。
むーん。どうするかなあ。
問題は来月末の権利確定で分割する銘柄を処分するかどうかです。
もう少し下がる気もするし時間もあるから、ここで利確して安く買い戻しする手もある。
しかし、割安感が出るといきなりロケット発射することが過去何度もあったので、買戻し時の値上げリスクもある。さらにうまく準備金内で収まらない場合、分割権利すら逃す大アホなことになりかねない。
実に悩ましい。
ともかく評価損が出てないうちは持っててもいいわけですが、先行き不透明なときは全体として下落することは明白なので、これまでのようなパフォーマンスになるのを待つことになります。
余裕があれば待ちますが、積極的に動くならここで現金化し、割安になったところで株数を増やして買い戻すパターンです。
分割が無ければ売っていることでしょう。
自分の投資スタンスに従った決断を、密かにしようと思います。